虚々実々
定期更新ゲーム「四畳半魔王城」、ENo.162《老猫》の日記まとめです。基本的に独立のストーリーというよりは本編のリプレイとして進行しているため、
読解補助として「0.人物と用語」に簡易な用語解説を置くとともに、各ページ内に公式結果アーカイブへのリンクを張ってあります。(各ページ右上のボタンからのメニュー・リンクの「BASE」よりご覧ください)
これらの用語解説および作中描写はすべてPitti1097(P)による二次創作的解釈の産物であることをご了承ください。
また特性上、テキスト内容にはゲーム本編演出の引用も多数含まれております。
- 0.人物と用語
- 1.始動、あるいはあなたのウィザード「この俺が、あなたのウィザードが保証いたします。
あなたが魔王に相応しき力と、そしてお心をお持ちだということを!」 - 2.本能、あるいはあなたのビースト魔王様は今や誰の目から見ても、品性と智を備える徳の魔王だろう。
しかしその奥には隠しきれぬ獣性が眠っている。カルマと呼び得るだけの我を、おそらく常人よりは強く。 - 3.魔王、あるいはあなたのファイター「魔王とは。
俺の思う魔王とは、でも、このできそこないの世界の魔王というものは、でもあるんですけど。
理不尽を許さず立ち上がって戦う、そうした力と意志を持つ存在だからです」 - 4.面影、あるいはあなたのプリンス「ふふふ。
皆、若い頃は自分の憧れる姿に己を少しでも近づけようと頑張るものですからね」 - 5.科学、あるいはあなたのマシン今日は魔王様の助力もあって、かなりすぐに落ち着いた方だ。
もし俺と魔王様が出会うことなく未だ俺が一人で彷徨っていたとすれば、返答もないメッセージ映像に向かって第二波第三波を叫び続けていたことは想像に難くない。 - 6.過去、あるいはあなたの秘密の部屋――魔王様。
やはり魔王様は、かつてこのような苦境におかれたことがおありですか? - 7.名前、あるいはあなたの呪物「……魔王様と言えども、その名で俺を呼ぶことは看過しがたく!!」
- 8.滅亡、あるいはあなたの燃料喜ぶべきことだ。実に喜ぶべきことだ。『アンデライト』が救われたことも、禁忌選定委員会――魔王抹殺派の目論見を挫いたことも。
だがどうして、こんなに釈然としないのだろう。 - 9.功績、あるいはあなたの徳そこで魔王様は一旦話を打ち切った。悲しみが故にそれ以上言葉が出て来ないようにも見えた。
けれど次の一瞬で、そんなことはないと悟った。涙さえ浮かべ悲痛の淵にあったはずのその顔には、もはや何の表情も浮かんでいなかったからだ。 - 10.罪業、あるいはあなたのカルマこの動揺っぷりが顔に出ていないわけもないだろう。なのに魔王様は変わらず淡々と話を続けている。その蒼い瞳はしっかりこちらを向いているのにもかかわらず。
その様子がかえって説得力になっているような気がした。 - 11.仮面、あるいはあなたの防壁どうしようもなく個人的な感情とか信念とか、金に換えることのできないものの絡んだ話だ。
つまりこの『黄金の楔』の下にある世界では一番無価値なもの。
世界にも魔王様にも分からない、俺だけに理解できる価値の話だから。 - 12.力、あるいはあなたの護符俺はその、揺るがぬ自信こそが欲しいのだ。俺にまったく足りないそれを、支えてくれる誰かが欲しいのだ。
魔王様の目の奥には、その泉のような青色に似て静かに。でも確かにその自信が湛えられていると思えた。 - 13.魔法、あるいはあなたのサイキック「信じても、いいですか?」
- 14.未来、あるいはあなたの照明「15週。私とともに、あなたの魔王とともに、その右腕として生きた4ヶ月足らずで。
あなたは、生きたいように生きられましたか?」